古典西洋占星術の講座概要

古典西洋占星術

本講座は古典派の西洋占星術に初めて触れる方の為に作られ、基本から実鑑定まで、ホロスコープを読みこなせるようになるための講座です。

まさに初歩の初歩、基礎の基礎から学んでいただく講座です。私達にとって西洋占星術とは例えるなら、山の奥深くにそびえたつ大きな城であり、この城が見える所まで辿り着くルートは一つしかなく、山道を登っていき、野道を分け入って向かわなくてはなりません。

このルートをご案内するのが本講座の目的となります。西洋占星術は実際の惑星、恒星を使用して占う技術の為、古代天文学の基礎知識が必要となります。特に難しくはありませんが、これがホロスコープとは何かを理解する始めの一歩となりますので、ゆっくり何度もご理解いただけるまでお教えさせていただきます。

惑星の説明にあたっては、その惑星が特に作用していると思われる著名人のチャートを一人ないし二人ご紹介しますので、よりご理解しやすいかと思われます。占星術を身につけることで、クライアントの性格や、相性、幸運の時期や気をつけるべき時期などを読み解くことができるようになり、より満足度の高い占いができるようになります。

講師 アルカス先生
時間金曜13時~15時
回数12回
料金15万円(税別)

講義内容

第一回
西洋占星術と12星座

※第一回目の講座は現在広く知られている「星占い」「12星座占い」について、そもそもそれは何なのか、12の星座にどんな意味があるのか、12星座占いはいつから始まり、現代まで受け継がれているのか、12星座はいくつかのグループに分かれます、そのグループについてお伝えするなど、12星座と占星術をじわっと掘り下げます。

12星座占いによって分類された、とある分野の資料も用意しておりますので、初めて学ばれる方にも楽しくお聞きいただけると思います。

カリキュラム

  • 1.12星座占いとは
  • 2.12星座と誕生日
  • 3.12星座と太陽
  • 4.12星座占いの起こり
  • 5.12星座の各グループ

第二回
西洋占星術と太陽

※西洋占星術は紀元前5世紀に完成した占術ですが、これより1万年前から人類は天体の動きと地球上に起こる事との関わりをデータ収集し、研究していたようです。よって古代天文学が占星術のバックボーンである事は明白です。

第二回は天動説と地動説、日周運動と年周運動、など天文学の基本的な考えをまずはご理解いただきます。さらに古代の人々は星と地球の関係をどのように捉えていたか。太陽と地球とはどのような関わりを持っていると見ていたか、占星術の原点とも言えるポイントをご説明いたします。

カリキュラム

  • 1.太陽と天動説および地動説
  • 2.黄道12星座と太陽
  • 3.黄道12星座と太陽

第三回
西洋占星術と月

※人類が太古の昔から惹きつけられ、観測を続けてきた、まさに宇宙と人類を繋げた最初の星であり、西洋占星術のメインキャラクターと呼んで差し支えない星・月についてお話させていただきます。

新月から満月、また新月に戻る過程、それは人の生活にどのような影響を及ぼしてきたか、また太陽、月、地球との相関関係について学びます。日本は特に1910年まで月の満ち欠けを1ヶ月とした太陰暦を使用していましたので、月の位相は生活に強く結びついていました。その辺もお話させていただきます。

カリキュラム

  • 1.月について
  • 2.月の移動と位相
  • 3.太陽と月

第四回
西洋占星術と太陽と月

※太陽の一日の移動と時間、昼生まれと夜生まれの占星術的な違いについて、また西洋占星術において常にクローズアップされる太陽は古典占星術では何を表すものなのか、月は何を表しているのか、いずれも「象徴」する事物、人物についてお話させていただきます。

この内容につきましては17世紀英国が生んだ偉大な占星術師ウィリアム・リリーの著書から私の訳文で学んでいただきます。

カリキュラム

  • 1.朝、昼、夕、夜
  • 2.昼生まれと夜生まれ
  • 3.太陽は何を表す
  • 4.月は何を表す

第五回
西洋占星術と水星

※頭脳と思考、会話とコミュニケーションの星であり、占いの星とも言われている水星。太陽、月とならび、古典占星術ではとても重要な星とされている水星を、動きから占星術的意味まで詳しくご説明させていただきます。

またこの講座で初めて出てくる惑星の「逆行」という動きと意味、太陽や月には無い逆行についてまずは、1年に3回逆行する水星より学んでいただきます。

カリキュラム

  • 1.水星
  • 2.水星の順行と逆行
  • 3.水星の順行と逆行が意味するもの
  • 4.水星の占星術的意味

第六回
西洋占星術と7惑星

※12星座と7惑星の関係についてご説明いたします。占星術を理解する上でのより興味深いエリアに入って行きます。

7惑星はそれぞれに強化される場所と衰弱する場所があり、強化される場所にあってこそ惑星は自らのポテンシャルを存分に発揮でき、衰弱する場所にある惑星は残念ながらその力を行使できず、認められないばかりかトラブルの元にもなりかねません。位置による強弱の基本を詳しくご説明いたします。

カリキュラム

  • 1.12星座と7惑星
  • 2.12星座は国、7惑星は国王
  • 3.昼の王様と夜の女王
  • 4.7惑星が強化・衰弱する国

第七回
西洋占星術と7惑星その2

※前回の続きである惑星と12星座の繋がりについて、より詳しく説明してまいります。惑星は強化される場所が全部で5つ。逆に衰弱もしくは無力化する場所が3つございます。この計8つの場所を徹底解説します。

ある意味、この回でお話しする事柄は占星術の神髄的な部分と申し上げて良いかと思われますので、まずはしっかり内容をご理解いただきます。

カリキュラム

  • 1.7惑星が支配する区域1,2
  • 2.7惑星が支配する区域3,4,5
  • 3.7惑星が衰える区域

第八回
西洋占星術と7惑星その3

※惑星が強化される場所、また衰弱・無力化する場所について、ここは是非とも覚えておいてほしい本講座の心臓ですので、前回の内容に更にしっかりイメージしていただけますよう、厚めの解説を加えさせていただきます。

会話、思考、コミュニケーションの星であり、変化がキーワードとなる水星はまさに人間の星と呼んで差支えないですが、現代占星術ではなぜか軽んじられています。古典ではかなり重要な星と見做される水星の説明は前述したウィリアム・リリーの著書より、翻訳したものを中心にご説明いたします。

カリキュラム

  • 1.エッセンシャルディグニティ
  • 2.エッセンシャルデビリティ
  • 3.水星は何を表す

第九回
西洋占星術と金星

※恋愛と愛情、芸術の星・金星についてお話します。金星は幸せと喜び、あるいは個人の感性に大きく関わってくる星であり、愛情の方向性に大きな影響を及ぼします。

金星はその人の人生において何を楽しいと感じ癒されのかを教えてくれます。好きな人のタイプも勿論示してくれます。金星は、その人がどんなタイプを好むのかを教えてくれますので、恋愛相談には欠かせない星です。また内惑星と外惑星の意味につきましても、少し時間を費やさせていただきます。

カリキュラム

  • 1.金星
  • 2.金星の動きとスピード
  • 3.金星の順行と逆行
  • 4.金星は何を表す
  • 5.内惑星と外惑星

第十回
西洋占星術と火星

※占星術証明の中でも基本的かつ重要な暗示をいくつかご紹介いたします。太陽から見た位置で決められる内・外惑星、同じく黄道サイン上での太陽との位置取りで決まるオリエンタルとオクシデンタル。

星々が放つ光(オーブ)が影響するアスペクトや、太陽にかなり近い所にある惑星が被害を受けると考える、コンバストやサンビームスはしっかりお伝えさせていただき、戦闘と競争の星であり、職業との関わりが深いともされている火星の意味合いにつきましても、時間を割いてお話させていただきます。

カリキュラム

  • 1.内惑星と外惑星
  • 2.オリエンタルとオクシデンタル
  • 3.オーブ
  • 4.コンバストとアンダー・ザ・サンビームス
  • 5.アスペクト
  • 6.火星について

第十一回
西洋占星術と木星

※西洋占星術において、宗教と法律の星とされ、社会正義と福祉の守護星であり、人生に大いなる幸運をもたらす星・木星と、時間と農耕の星であり、全ての生きとし生けるものに制限と寿命を与える星・土星の説明をさせていただきます。

一般的に木星は大吉星、土星は大凶星として知られていますが、木星が自身の太陽と重なった時に警察に逮捕され、刑務所に送られる人もいますし、土星が重なって結婚する人もいます。2星の基本的な性質を学ぶことにより、対応の仕方を考える事が出来るでしょう。

カリキュラム

  • 1.木星について
  • 2.土星について

第十二回
ハウスシステム

※西洋占星術で用いられる星々が、地球上に生きる人々の人生のどの分野で作用するかは、チャートを12分割するハウスシステムが考慮の基礎となることは疑い有りません。

一人一人の人生において、誰の分身となるのか、父親になる星は何か、母親として表される星は何か、結婚相手の星はどれなのか。ハウスシステムがその全てを語ります。最終回はこの基礎についてみっちり語らせていただきます。

カリキュラム

  • 1.ハウスシステムとは何か
  • 2.ハウスシステムの基本的考え方
  • 3.各ハウスの研究